DJAIKO62のアート噺

東京都内&京都の美術館で開催中の特別展・アート展について、インスタ記事としてあげたものをまとめています。

日本民藝館と渋谷区立松涛美術館へ

DJAIKO62です。

昨日はJ-wave plus Trip to Kyoto聴いて下さり、
ありがとうございました!続編もありますので1月をお楽しみに。

  

さて、会期終了がせまっている特別展へはしごしました。歩ける距離ですよ。

まずは、日本民藝館で11月24日まで開催の琉球の紅型展です。

 

趣のある、いい雰囲気が漂う美術館です。

(前にこんな展覧会レビューを書きましたが→【バーナード・リーチ展】【紅型展】)

民藝運動は、思想家の柳宗悦さんが1926年に企画をしたもの。

無名の職人たちがつくりだす、日用品に美を見出したってやっぱりすごいことなんだろうなぁと。

その柳宗悦さんは、昭和13年に初めて沖縄へ行き、沖縄独自の芸術美術を周知させた人でもあるそう。

紅型って、色使い、色味、デザイン、どれをとっても本当にモダンで素敵!心躍りますよー。

 

そして、お次は渋谷区立松涛美術館で11月25日まで行われている、

「古道具、その行き先 坂田和實の40年」へ。

この美術館をwebで調べてみると、

その建物のデザインだとか、渡り廊下から見下ろす噴水だとか、

箱そのものの存在感に驚いた様子のレポートが多いのです。

確かに、どんなテーマのものにでも対応するように、

なるべく無機質に作られた箱とは違い、

どこか、迷路のような、外国のアパートメントのような、

不思議な雰囲気をもつところで、私はとってもすきだったなぁ。

2階のサロンミューゼには大きなソファーがあって、

展示会の図録などをゆっくりとみることができたり、一休みをしたり、

こういうスペースが展示室によりそうようにあるのも館の個性ですね。

今回の特別展ですが、よくとってあったねと驚きを隠せない様なものがたくさん。

それぞれの古道具に愛着や歴史を感じられて、

「おじいちゃんの封筒」このコレクションはよかったなぁ。

昔は裏紙やら使って封筒って手作りをしていたといいます。

よく見ると「あ、これ、ティッシュの箱じゃない?」というものまであって、

大事な文を包み届ける役割を立派に果たしているのです。すごい。

134の出品があるので、それぞれの心に響く道具があるんじゃないかと思います。

 

寒くなると出かけるのもちょっと億劫になるものですが、

美術館ナビゲーターとしてはこれからもたくさん着込んで出かけたいなと思います。

ちなみに月曜日は休館日というところが多いので、要確認です。

 

★渋谷区立松涛美術館→【オフィシャルサイト

日本民藝館→【オフィシャルサイト

 

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