DJAIKO62のアート噺

東京都内&京都の美術館で開催中の特別展・アート展について、インスタ記事としてあげたものをまとめています。

サントリー美術館 時代を超える生活の中の美 森と湖の国 フィンランド・デザイン

サントリー美術館 時代を超える生活の中の美 森と湖の国 フィンランド・デザイン

2012/11/21から2013-1/20まで開催です。内覧会に行ってきました。

 

北欧、といえば、美しく研ぎ澄まされたシンプルなデザイン・・・というイメージがありませんか?

 

私もそうです。とにかくデザインがおしゃれ。

昔、友人が帰郷するというタイミングで、冬だったのにもかかわらず、

フィンランドスウェーデンノルウェーと旅しました。

まぁ、経験したことのない寒さです。フィンランドサウナも普通にホテルについててね。

それでもなんとなく静寂が見えるような雰囲気を楽しんだり、

カフェでのあったかいコーヒーがより美味しく感じられたり、

淡い照明の光に感動したり、いちいち美しいなぁと思うことが多かったのです。

 

 

今回のサントリー美術館の特別展では、

一点物のアートとして愛でるものから、実用品としての美・・・これは民藝にもつながるのかと思いますが、

いかに使いやすいか、使ってもらう人にやさしいのか心地がいいのかという目線と、デザインを融合させたもの、

このムーブメントにフィンランドのアーティストたちも大きな影響を受けたそうです。

実際、最近はまっている日本酒を飲む時に使っているガラスのおちょこに似たデザインのものも展示があったり、

LEDのグラデーションで表情を持たせた展示ケースがあったり、

さらに、今回の展示会のために作ったインスタレーションも素晴らしかったです!

 

あぁ!オーロラみたい!そんな風にオーガンジーに映ったオーロラや雪に感動し、


↑ふわふわの布です。触れてもオッケー。

実際には触れることのできないオーロラを身近に感じられたり、

繊細な明かり、灯を、現代アートとして堪能出来たり・・・と、


↑繊細なあかり。階段を降りながら思わず息をのむ光景です。きれーい。

盛りだくさん、普段の生活用品を見直したくなります。

 

 

不思議なもので、流行の最先端だと思って買った服って、

シーズンが移ると「あれ?」という感じで

もったいないなぁと思いながらも着るのに躊躇してしまったり、

一方で、オーソドックスで目立たないけどシンプルなもの、

素材感を活かしたものって、何年も活躍したりしませんか?

もったいないけど、処分しなくては・・・というのが断捨離だとしたら、

それは現代っぽい動きだと思うのです。

 デザインを生活の中で大事に育て、見極め、究極の形として生み出す、

フィンランドデザインは豊かな自然との共存すら感じさせてくれるものでした。

 

 

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 サントリー美術館 

時代を超える生活の中の美 森と湖の国 フィンランド・デザイン

2012/11/21から2013-1/20まで。ぜひどうぞ。【オフィシャルサイトクーポンもありましたよ。