DJAIKO62のアート噺

東京都内&京都の美術館で開催中の特別展・アート展について、インスタ記事としてあげたものをまとめています。

【展】運慶展@東京国立博物館

学芸員DJのDJAIKO62です。東京&関西を中心に開催中の特別展・アート展・美術展のレビューを書かせていただいています。 

 

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運慶展、行ってきましたー!

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内覧会へ行けなかったので、京都から東京に戻ってすぐにプランしました、上野へ。

 

無著菩薩立像に会いに。

美術館や博物館ってそもそも静かに美術品を鑑賞する、という前提があるとして、でも、会場に足を踏み入れた瞬間に目に入る展示にテンションが上がる上がる。かすかな声ですが「わぁ!」と誰もが口にしていたように思います。

運慶作とされる中でも私が一番好きなのが無著菩薩立像です。

いつだったかここで見たことを書いたなと思って調べてみたらなんと4年も前、2013年のブログが見つかりました。当時も素直に書いていたなぁ…(^-^;

【リンク2013年4月の記事へ→】興福寺国宝特別公開2013 南円堂・北円堂 同時公開

絵ハガキも買い求め、部屋の「美術展で買った絵ハガキを貼っておくコーナー」の目線より高い場所にずっと貼ってあります。またお会いしたいなぁとずっと思っていたので運慶展のポスターに無著菩薩立像のお姿を見た時には「始まったら絶対に行く!」と意気込んでおりました。仏像が好きな方はこの「会いに行く、会いに伺う」という感覚を共感いただけると思います、美術品としての展示ですが何とも手を合わせたくなるんです。無著菩薩立像に戒められた人、慰められた人、改心した人、決意を後押しされた人…あげたらきりがありませんが、「生きておられるのではないか」と思う、特別な存在感があります。興福寺の北円堂で拝見した時よりも今回は「こんなに近くで!?しかもぐるっと360度から見られるの?!」という驚き。そして無著様と一緒におられる世親様のたたずまいやうるんだようにも見える目にも改めてハッとさせられました。いわゆる玉眼といって水晶がはめられているのですが、その仕組みも今展では解説がありますのでぜひ読んでみてください。

私はもう一度、機会を作って会いに伺おうと思っています。

と、無著菩薩立像の話に終始してしまいましたがここで概要を少し。

 

運慶展、どんな貴重な機会なの?

名前が非情に有名なのでたくさん作品を残したように勝手に思い込んでいましたが、31体とする説の可能性が高いそうです。奈良、静岡、神奈川、京都、東京、栃木、和歌山、愛知、そして高知から22体が集結。そのほとんどが国宝や重要文化財に指定されています。日本の歴史においてベスト・オブ・ベストとも言える作品の数々、見れば必ず運慶のすごさが体感できます!京都で開催中の国宝展と合わせて2017年の芸術の秋はすごい!ですね。

 

上野でもっと楽しめるお得なチケットも!

たまたま公式サイトで見た「セブンチケットの上野のれん会タイアップチケット」がとってもお得でしたよ。運慶展を見て、甘味処やお食事のクーポンで上野でもうちょっと楽しめます。セブンチケットのリンクは↓からどうぞ。(アフィリエイトなどは一切ありません、ページへのリンクなので参考までにどうぞ。)

【リンク】http://7ticket.jp/go/c000022

 

運慶展 公式サイト http://unkei2017.jp/
2017/9/26-2017/11/26
東京国立博物館

 

☆この期間、上野で美術展をもっと見たいなら☆→【展】怖い絵展@上野の森美術館 内覧会での様子を書いています。

 

DJAIKO62(学芸員DJ)

2016年4月よりαステーションFM京都にて生放送担当中!月&火曜の16時~18時、Kyoto Air Loungeです。radikoプレミアムで全国からお聴きいただけます♪

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