子どものための建築と空間展@パナソニック汐留ミュージアム
DJAIKO62です。アートコラムはHanako.tokyoをメインに書かせてもらっていますが、他にもマメに足を運んでいて、インスタでアップしています。アカウントをお持ちの方はぜひチェックしてください。
では早速美術展レビュー!(以下の写真はインスタからです。)
すごいな、こんな学び舎があるなんて。
メディアでもたびたび取り上げられるユニークな学校建築、目にするたびに驚きとともに豊かだなと感じます。
パナソニック汐留ミュージアムにて3月24日まで開催中の特別展「子どものための建築と空間展」は、”子どものための”がパッと飛び込んでくるものの、完全に大人向けの展示構成。それも、建築に結構興味のある方のほうがより楽しめるんじゃないかなという、写真や貴重な設計図など、読み物もじっくりと足を止めて見進めていきたくなるものばかりでした。内覧会では「母校があったー!」なんて声もちらほら。「まじか!」と驚いてしまいましたね(笑)
「子どもの特権は遊び、そして遊びや学びをどの子にも保証するために制度化された場が学校」
とは今展監修者長澤悟さんの言葉。確かに子供のために用意された場からはどんな気持ちを込めて作られたかというメッセージが伝わり、それを感じることによって見る人にも懐かしさと共に「これからの学びの場とは?」と考えるきっかけにもなると思いました。
普段直接子どもに関わる人はより身近な話題だと思いますし、ちょっとテーマからは離れますが、自身の学びについて立ち止まって考えたりしてもいいなとも。
最後のコーナーにはペタボーが。ひょいっと空中に投げると自分もアートに参加できるんです。SNSなどを見ていると、子供が楽しんで取り組んだ様子も見られましたし、ここは撮影もオッケーでした。
見どころ1、2、3。
1.黒石ぽるぷ子ども館の貴重な手描きの設計図
2.イサムノグチの初公開となる直筆図面。(札幌のモエレ沼公園、マスタープラン図面。)
3.ウルトラ怪獣のデザイン原画。(青森県ゆかりの作家として青森県立美術館所蔵のコレクションより)
これらがあげられるんですが、やはりこういった名前にピン!と来るかどうかも楽しめるかどうかのヒントになりそうな気がします。明治以降の学びについて建築を主軸に結構広く分かりやすくまとめられてあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
こちらに来ると、ショウルームも面白いので時間があるときは見ていくんですが、コラボ展示がいつも面白いですよ。
今回は旧開智小学校をレゴブロックで再現していて必見です!
2019年7月27日から9月8日の日程で青森県立美術館に巡回展を予定しています。
パナソニック汐留ミュージアム、4月からはギュスターヴ・モロー展です!こちらも楽しみですね!
Hanako.tokyoにて美術展コラムもアップになりました!2/1
DJAIKO62(学芸員DJ)
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