DJAIKO62のアート噺

東京都内&京都の美術館で開催中の特別展・アート展について、インスタ記事としてあげたものをまとめています。

【展】ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ 境界線への視線@ポーラ美術館

学芸員DJのDJAIKO62です。東京&関西を中心に開催中の特別展・アート展・美術展のレビューをアップしています。今回はプライベートでの訪問となった「ポーラ美術館」へ。ずっと行きたいなぁと思っていた美術館です。東京銀座のアネックスには銀ブラついでに必ずチェックします。

 

箱根♪ですよ。

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↓バス停降りてすぐの入り口から館内への通路。見ての通り歩いてすぐですが雨の日には傘も用意されています。

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↓先ほどの入り口を入るとエスカレーターで下っていくつくりになっています。おしゃれ!

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↓記念写真をどうぞ!というコーナー。「ルソーおじさんになろう!」

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↓背景のボードがあるんですが、その他にもこんな小道具で「ルソー感」を演出できます!

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↓プライベートでの訪問のため展示室内の写真はありませんが、わざわざ足を運ぶ価値のある特別展でした。

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この特別展のサブタイトルにもなっている「境界線への視線」がキーになってくるかと思います。20世紀初頭にパリが城砦都市で壁に囲まれていたこと、都市の周辺に住み着いた移民たちの暮らしなどまずは歴史文化背景から知ることとなります。ルソーも藤田もそのパリ郊外の風景に魅せられ、風景風俗文化をそれぞれのスタイルや視線で描きました。また、その当時のことはアジェの写真、より具体的なイメージとしても見ることができます。絵画や作品を見に行く・・・というよりはもっと深く歴史文化まで垣間見る感覚の特別展だと思いました。何度も通いたくなりますよ。個人的には藤田のラ・フォンテーヌ頌やヴラマンクの雪、岡鹿之助の礼拝堂、ルソーのレビュブリック号が印象に残っています。また、藤田の「子供たちが働く人として描かれているタイル大の作品」もかわいかったです!

 

ここでは常設展も充実。実は一番テンションが上がったのが「ガラス工芸名作選 ドーム兄弟の世界」でした。以前汐留のパナソニックミュージアムであった「【展】アール・ヌーヴォーのガラス展 デュッセルドルフ美術館ゲルダ・ケプフ・コレクション@パナソニック汐留ミュージアム」からすっかりその魅力にはまってしまい、「ドーム兄弟が見られるなんて!」とじっくり鑑賞。また、トルクメンの装身具のコーナーや、ルノワールを中心とした印象派約50点も展示。所蔵コレクションのすごさに圧倒されます。常設展の方は写真OKのものも多く、皆さん熱心に鑑賞しては撮影、見てはパチリ!という感じでした。私はどうしてもガラスケースの反射や映り込みなどが気になるので、気に入った作品は絵葉書で買い求めてお土産にしています。今回は箸置きをいくつかゲットしました☆

 

ポーラ美術館公式サイト→http://www.polamuseum.or.jp/ 

  

  

DJAIKO62(学芸員DJ)

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