DJAIKO62のアート噺

東京都内&京都の美術館で開催中の特別展・アート展について、インスタ記事としてあげたものをまとめています。

【展】特別展 伊藤若冲 生誕300年記念 ゆかいな若冲・めでたい大観 ―HAPPYな日本美術―@山種美術館

学芸員DJのDJAIKO62です。

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山種美術館で開催中、「特別展 伊藤若冲 生誕300年記念 ゆかいな若冲・めでたい大観 ―HAPPYな日本美術―」へ行ってきました。

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2016年1月3日から3月6日までの開催で、女性学芸員揃いの山種美術館らしい視点で構成された新年から心躍る特別展だなぁと楽しみにしていました。内覧会の機会を逃してしまったので、プライベートでの訪問となり館内の撮影写真は当然ありませんが、ブログ最後に公式サイトへのリンクをはっておきますのでぜひご覧ください。

 

縁起の良いものが大好き!

私は長くラジオDJや声の仕事をやってきましたので、験を担いだり、寺社へのお参りが好きだったり、パワースポットを訪ねたり、お守りを持ち歩いたり…と「ラッキー」とされることは何でも試したくなります。仕事に関してもそうですが、東京大神宮が年がら年中素敵な恋を願う女性たちでにぎわっているのを見ても「これは縁起がいいですよ」「ご利益がありますよ」というものに魅かれるのは老若男女問わずの事でしょう。今回の特別展もそうですが、新春にぴったりの縁起のいいモチーフ、大観が「美術館を建てるのなら」とその購入を許したという「心神」という富士山の絵や、鶴亀、松竹梅、七福神、干支、鶴、布袋さま…と訪れるだけでも運が上がるな!って感じがします。

 

若冲

ここ数年、特に人気があるのが伊藤若冲ですよね。東京都美術館で4月からある特別展を楽しみにされている方も多いかと思いますが、生誕300年ということでさらに今年は話題に上ったり、コラボ商品が多く企画されたり、メディアへの話題登場回数も多いと思います。また、特別展などの機会じゃないと貸し出しされない個人蔵のもの、作品保護のため公開期間を厳しく制限しているものなどもあるでしょうから、2016年の若冲アニバーサリーイヤーはファンだけじゃなくても要注目だと思います。今展では「群鶏図」や「布袋図」「河豚と蛙の相撲図」などが登場。墨の濃淡、かすれ、線のダイナミックな太さやからの繊細な書き込み…と、若冲すごい!の一言なのです。それでいてかわいらしい表情やユーモアも。私が一番印象に残っているのは「河豚と蛙の相撲図」です。ガマガエルとされる蛙と相撲をとるフグ!お互いに毒があるんですよね。表情もきょとんとしていて憎めない、「なんで河豚と蛙が?」「なんで相撲なんだろう?」とその前後のストーリーまで思い描いてくすっと笑えてしまうのは今展テーマのHAPPYにも通じます。

 

大観、国芳暁斎、観山も!

私は山種美術館の特別展に通うことで本当に少しずつですが日本画の良さや名前を知ることができました。さすがのコレクションから「縁起のいい作品」がずらーりの新春らしい特別展です。ぜひおでかけを。和菓子、今回は閉館時間があったのでいただけなかったのですが、ちょっと早めに行って、毎回特別展ごとにオリジナルで制作、供される和菓子セットは本当におすすめですよ!

 

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山種美術館特別展レポバックナンバーへ(by学芸員DJのDJAIKO62)

【展】≪裸婦図≫重要文化財指定記念 村上華岳 -京都画壇の画家たち展@山種美術館

【展】生誕130年記念 前田青邨と日本美術院 -大観・古径・御舟-@山種美術館

【展】特別展 上村松園 生誕140年記念 松園と華麗なる女性画家たち@山種美術館

【展】花と鳥の万華鏡 春草・御舟の花、栖鳳・松篁の鳥@山種美術館

【展】東山魁夷と日本の四季展@山種美術館

【展】富士と桜と春の花展@山種美術館 

【展】特別展 Kawaii 日本美術 若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで 山種美術館

【展】特別展 小林古径 生誕130年記念 古径と土牛

 

 

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