【展】特別展 Kawaii 日本美術 若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで 山種美術館
先日のJ-wave ZAPPAサンデー内アイコノハナシ アートバナシ編でもご紹介、
チケットプレゼントもたくさんご応募いただきました、
Kawaii展、ELLEブログでもご紹介したくて。
1/6に行われた内覧会へ行ってきました。
「特別展 Kawaii 日本美術 若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで」
山種美術館で1月3日から開催中です。
若冲の樹花鳥獣図屏風がフィーチャーされたポスターを見て
「絶対に見に行こう!」って思った若冲ファンも多いはず。
最近だとプライスコレクションの鳥獣花木図屏風が東北をまわっていましたが、
こちらは静岡県立美術館から貸し出されるもので、
「後期2月4日から」の展示です。お目当てなの!という方は要確認です。
↑ 恵比寿の駅からは九十九ラーメンの前を通りつつ20分ほどのウォーキング。
Kawaii × 日本美術?!
さて、今回の特別展の大きなテーマにもなっている「かわいい」。
表記も英語でKawaii・・・と、
世界的にも注目されているポップでソフトなKawaiiカルチャーと、
日本美術という少々難しいイメージのあるであろうものを結びつけています。
館長を筆頭に全員女性だという学芸員の方たちのセンスが光る、
どの絵を見ても、ストーリーをなぞっても、
「まぁ!かわいい!」やら「ひゃー、かわいらしい!」という
わくわくしたときめきの湧き起こる展覧会でしたよ。
室町時代から現代までの日本美術のkawaiiを集めた展覧会。
「人物」
「動物」
「小さい・ほのぼの・ユーモラス」
と、3つの章にわかれ、題材として描かれた対象そのもののかわいさに加え、
かわいらしさをどう際立たせる表現をしているのかにも気づかされます。
私ももともとは若冲の樹花鳥獣図屏風が見たい!と思っていましたが、
後期からの展示ということで内覧会時には見られず(^-^;
ですが、お気に入りの一枚にもまた出会えました。
山口華楊というかたの木精(こだま)という作品です。
みみずくが神聖なオーラを発しているかのようでね。
フレームの中の森林と、美術館が繋がっているかのような深み、
そしてみみずくは、大樹のふもとにふと出現した木の精そのものでした。
調べてみたら毎年見に帰る祇園祭の芦刈山のライオンの前掛、
凝視というタイトルの山口華楊の原画をもとに作られたものだそう。
あれかー!とすぐに思い出すくらいインパクトのある作品です。
特製和菓子♪
そして今回も見逃せないのが!特製の和菓子!
開催中の特別展にちなんだ和菓子を青山の菊家さんとコラボ。
美術鑑賞後、おいしい和菓子とお茶やコーヒーで
アートバナシに花を咲かせるのも嬉しいひととき。
私は上記写真の左上、熊谷守一さんのほたるぶくろをモチーフにした
練り切りの「ほたる火」が好きでした。
DJAIKO62【Twitter→https://twitter.com/eibunkyoyaku】
☆学芸員の資格を持つAIKOがアート展をわかりやすくご紹介します。
出演・執筆、司会MCなど柔軟にかつ即対応させていただきます。
お問い合わせはお気軽に。