【映画】鑑定士と顔のない依頼人 The best offer
試写会で見てきました。
タイトル通り、著名なオークショニアである主人公(鑑定人)と、
なかなか姿を現さない、ミステリアスな美女を連想させる依頼人のお話。
「最後の10分で大どんでん返し!もう一回見たくなる!」とのキャッチなのですが、
確かに展開が見えてからは、
登場人物一人一人の表情や言動がフラッシュバックのようによみがえります。
ただ、パズルのピースは全部がはまり込んでからこそ全体像が見えるわけで、
懐疑的な毎日、いや、人生を送ってきた主人公にしてみたら、
そのピースはすべてが新鮮だっただろうなぁと。
ある意味、刹那的な一瞬の幸せを味わうために
冒険に飛び込んだのではないかとも思えるほど。
芸術品(特に女性の肖像画)しか愛さず、信用せず、
一流オークショニアであるにもかかわらず鑑定を操作、
相棒と一緒に破格で競り落とし
自分のコレクションにするという悪い側面も持つ主人公。
だからこその後半の展開になるというか、なんというか。
ま、映画でご覧いただきましょう。
ニューシネマパラダイスのトルナトーレ監督とモリコーネの音楽です。
完成度としては素晴らしく美しいのだと思います。
ぞっとするような奇妙さすら芸術って感じでした。
日本公式サイト→http://kanteishi.gaga.ne.jp/index.html
(※自動で予告編がはじまりますので音声注意の環境でご覧の方は御留意ください。)
12月13日(金)、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館他全国順次公開
(c)2012 Paco Cinematografica srl.
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ
配給:ギャガ
原題:La migliore offerta(The Best Offer)
DJAIKO62
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