【展】江戸東京博物館 ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡
きました!個人が集めたセンスのあるアート・コレクション!こういうの大好き!
直近だとクラコレ!をご紹介しましたが、
このファインバーグ・コレクションは、
アメリカの化学者であり、実業家でもあるロバート・ファインバーグさんが、
奥様のベッツィーさんと一緒に一代で集めたもの。
比べるとすれば・・・先日このDJAIKO62ブログでも書きました、
山楽・山雪展@京都国立博物館かなぁと。
(→【展】今年一番のインパクト! 京都国立博物館 特別展覧会 狩野山楽・山雪)
偉い人のお抱えの絵師・・・絢爛豪華緻密・・・ではなくてですね、
ファインバーグ・コレクションで見られるものは、
素朴というか、庶民的と言うか、当時の人々の生活に根差した、
民間人がきっと見たり聞いたり感じたりするものを題材に、
絵としてとらえた作品が多いように感じました。
なので、山雪や若冲の作品も見られるんですが、
いわゆるThe山雪、The若冲とは違う印象をもたれるかも。
あぁ、こんな側面、絵も描かれるんだなぁという静かな発見のようなニュアンスです。
内覧会でしたので、学芸員の方のお話も少し聞けたんですが、
「見どころを一つこちらからあげるというよりは、
皆さんが一つ一つご覧になって、好きなものを見つけてほしい。」
そんなことをおっしゃったのがとってもしっくりくる、そんな穏やかな特別展です。
私は・・・選ぶとしたら、「酒井抱一 十二ヶ月花鳥図 七月」
「中林竹洞 四季花鳥図 春」
「円山応挙 孔雀牡丹図」でしょうか。一つに絞られへん(^_^;)
こんな繊細な江戸絵画をブレない目線で大事に集めていらっしゃるファインバーグご夫妻、
やはり、素敵だなぁ。どんなお話をされながら選んでいらっしゃるんだろうか。
お話聴いてみたかったです。
みなさんのお気に入りの作品も機会があればツイッターで教えてくださいね。
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