【展】奇跡の出会いがそこに! 三菱一号館美術館 奇跡のクラーク・コレクション ルノワールとフランス絵画の傑作
やっと行けました~!クラコレです♪
大好きなルノワールもこれでもか!と言うほど見れるし、
ただ点数が多いだけってわけじゃない、私もルノワールは大好きで、
特別展や海外の美術館博物館にでかけると探す作家の一人なんですが、
「おぉ、こんなえぇのがあったんや!きれー!」ってのがわんさか。
タマネギまであるのよー。ルノワールタッチのタマネギなんて見たことある?
そして「鳥と少女」なんか何度も引き返して見ちゃいました。
王道ですがエキゾチックでとっても大人な表情も持ち合わせていて美しかった!です。
すごかったよー!目利きというのは育まれるもの!
事業で成功したり、また、○○創業家一族がアートをコレクションして美術館をつくる・・・
というのはよく聞く話かと思います。
アンドリュー・メロンさんの思いが生き続けるNational Gallery of Artもそうだし、
高い教養と環境に育まれたぶれない目利きによる美術コレクションは
何度通っても新たな発見や、作品を手に入れたときの思いまで想像できるようでとっても好きです。
クラークさんて?
クラークさんは、では何で財を成した人かというと、
祖父があのシンガー・ミシンを共同で起業した人だそうで、莫大な財産を兄弟たちと相続。
でもクラークさんも名門Yaleで工学修士まで取得したというから、
努力と才のあった方なんじゃないかなと想像します。
そんな彼がアメリカの陸軍将校としての勤めを経て、
1910年に渡ったパリで舞台女優だった奥様と恋に落ち(ドラマみたい~すてき!)、
16区に構えたアパートを飾るために、アートを集め始めたんだそうです。
クラークさん、感性豊かな奥様の意見や目利きもとっても頼りにしていたそうで、
二人で画廊に通ったり、時に奥様が「買ったほうがいいわよ。」と説得するなんてこともあったと言います。
いいなぁ~、なんか本当に素敵です。
遠く離れた日本で見られるという奇跡。
クラーク・コレクションは、クラーク夫妻が1911年から1940年頃に収集した美術品。
「奇跡の」とありますが、公式サイトにも3つの奇跡として紹介されています。
クラーク美術館があるのはボストンから車で3時間ほどのウィリアムズ・タウン、
よっぽどのアートファンでないと往復6時間を旅先で・・・というのはかないませんよね。
ゆえに、日本でもあまり知られる美術館ではなく、その素晴らしいコレクションに関しても、
注視されることはこれまではありませんでした。
ところが、2010年から安藤忠雄さんが担当される増改築工事がはじまり、
それに伴い翌年からまとまった点数のコレクションが世界ツアーに出て、
晴れて日本にもやってきてくれたというわけです。
こんな機会めったにない奇跡!です。足を運んでほしいなぁと思います。
クラーク美術館、いつか行ってみたいなぁ。
大好きな作家の作品と出会ったり、対面できるのも、
「奇跡」として皆さんの心に刻まれるのではないかなと思いますよ。
個人的にはメアリー・カサットの作品も見れて嬉しかったなー♪
2013年5月26日まで開催です。
奇跡のクラーク・コレクション サイトは【こちらから】