DJAIKO62のアート噺

東京都内&京都の美術館で開催中の特別展・アート展について、インスタ記事としてあげたものをまとめています。

森アーツセンターギャラリー 大英博物館 古代エジプト展

オリンピックでわいたイギリスのロンドン、
ここに大英博物館はあります。

古代エジプト関連の収蔵品に関しては10万点を超えるそうなんですが、
今、その大英博物館から”貴重な”古代エジプトに関する収蔵品180点が来日中です。

 

六本木ヒルズ52階、森アーツセンターギャラリーで7月7日から開催中、
大英博物館 古代エジプト展」
先日アイコバナシでご紹介させていただきました。

 

私が訪れた日は、夏休みらしく、
ノートを持った学生さんの姿、親子連れ、たくさんの方で大賑わい。
子供用の音声ガイドや、大人の腰くらいの位置に、子供にも分かりやすい解説が
掲示されているなど、あちこちに工夫が見られました。

 

古代エジプト文明といえば、
今から2000年から5000年前にアフリカのナイル川流域で栄えました。
いまだになぞなことが山ほどあるといいますよね。

 

まず、「なんでミイラを作ったのか?」
これを知ることによって、また更に今回の特別展が興味深くなるはずです。

 

一説には、古代のエジプト人は、
「死ぬと体から魂が抜け出て、永遠の命を得るために長い試練の多い旅に出る」
と考えていたそうで、
「試練を乗り越え永遠の命を得た、強くなった魂がまた再び体に戻れるように」
そう願いミイラにしたのだそうです。

 

棺やピラミッドの内壁、ミイラの包帯にまで
びっしりの書き込まれたヒエログリフや絵は、実はいわゆる呪文のようなもの。
その試練の多い旅路の中では、200もの厳しい試練が待っていて、
変身をするための呪文、蛇を打ち負かす呪文、大気を吸う呪文、冥界の門を探すための呪文・・・と
死者の霊が無事に、永遠の命を得るための旅を終えられるためのもの。
未知の世界である死後に対する恐怖すらうかがえ知れるようでした。

 

世界最長37m、死者の書(グリーンフィールドパピルス)は日本初公開だそう。

 

2012年9月17日まで六本木ヒルズ 森アーツセンターギャラリーで開催中です。
オフィシャルサイトは→こちら

 

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