描かれた”きもの美人”展@美術館「えき」KYOTO
学芸員DJのDJAIKO62です。東京&関西を中心に開催中の特別展・アート展・美術展を訪ねて歩いた感想を書いています。
先日はこちらへ。(写真はDJAIKO62のInstagramから。)
アクセス抜群の美術館。
美術館「えき」KYOTOは京都伊勢丹さんのエレベーターで7階あがったらすぐ。アクセスも抜群の美術館です。私もαステーションでの生放送の前にプライベートでよく寄らせてもらっています。
今回は職場の人にご紹介いただいて。東京だと山種美術館でその存在や作品を多く知ることになった上村松園の作品が見られるなら!という動機でした。
リニューアルに向けて閉館中の京都市美術館か選りすぐりの約40点。
タイトルに”きもの美人”とあるように、画家の前でモデルとしてポーズをとったであろう姿から、人形を持った少女の姿、犬の散歩をする若奥さまの姿…と、きものがけして特別な機会に着る特別なものでないシーンのものも多かったです。40点ほどの展示で、作品も大きいものが多いので、比較的ゆったり楽しむことができました。京都市美術館は2019年度内にリニューアルオープンを目指しているそうです。ネーミングライツを京セラが獲得したことでも話題になりました。
きものを着て京都をまわる観光客。
多くの方が「きもので京都を楽しみたい。」と着つけもしてもらって観光を楽しんでおられる姿を目にします。きものパスポートといって、きものを着ているとお得になるスポット、着崩れを直してくれるサービスを提供されている所もあり、至れり尽くせり。でも地元の人となると、やはり限られた機会になってしまうのもわかります。入り口に京都市美術館の館長のメッセージがあります。ぜひ、読んでみてください。
今展ではきもので来られている方も大勢お見掛けしました。普段からお召しになっているんだろうなぁという、着こなしも雰囲気も素敵な方ばかりでしたよ。
いざ着るとなると…。
私も帯との組み合わせが難しいから…とか、季節に合ったものがわからない…とか言い訳ばかりで着つけは習ったものの全然着ていません。オンエアでは「歌舞伎をきもので見に行ってみたい」なんて言ったものの、「座席にも浅く腰掛けないとあかんよねぇ」とどうしても楽な方を考えてしまいます(^^;)。実際に着てみると「洋服の方が楽やん」と思えるシーンも多々。でも、そんな一つ一つが女性らしい所作にも繋がっていますよね、大股で歩か(け)ないとかも。男女平等が表現一つにおいても厳しくチェックされる昨今、それでも女性が無くしてはいけないのが女性らしさや可愛げなんだと私は思っています。強くてもエレガント、男勝りの討論をしてもチャーミング、セレブリティや地位のある人物こそとびきり品のあるセクシーな衣装…と、アメリカの映画やドラマを見ていてもそこは強調されているように思って。普段から着ない人が突然毎日のようには無理だとしても、最初は浴衣から…とか、着付けはプロの手を借りて…というところから服の選択肢として取り入れてみるのは「あり」だなと思いました。
2018年1月21日までの開催です。
公式サイトはこちらから。
※ 展示室内の写真がある場合は、すべて内覧会時に特別に許可をいただいて撮影したものです。転載や引用、また画像への直リンクやまとめサイトでの使用は一部・全体に関わらずお断りします。
DJAIKO62(学芸員DJ)
2016年4月よりαステーションFM京都にて生放送担当中!月&火曜の16時~18時、Kyoto Air Loungeです。radikoプレミアムで全国からお聴きいただけます♪
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