DJAIKO62のアート噺

東京都内&京都の美術館で開催中の特別展・アート展について、インスタ記事としてあげたものをまとめています。

【展】生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲@京都市美術館

学芸員DJのDJAIKO62です。東京&関西を中心に開催中の特別展・アート展・美術展のレビューを書かせていただいています。いつもご覧いただきありがとうございます。

 

プライベートでの訪問です。京都市美術館で2016年12月4日まで開催の特別展「生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲」に行ってきました。

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今年は若冲生誕300年の年とあって、

【展】生誕300年記念 伊藤若冲 -京に生きた画家-@細見美術館

【展】特別展 伊藤若冲 生誕300年記念 ゆかいな若冲・めでたい大観 ―HAPPYな日本美術―@山種美術館

【展】生誕300年記念 若冲展@東京都美術館 企画展示室

とたくさん企画特別展が開催されました。(上記リンクからぜひご覧ください☆)

中でも現在別々に所蔵管理されている「動植綵絵」と「釈迦三尊像」が同じ展示室内に公開されるという貴重な機会がかなった「【展】生誕300年記念 若冲展@東京都美術館 企画展示室」は、1か月ほどの期間限定かつ2007年の京都以来&東京初だったこともあり、長蛇の列や待ち時間が話題になるほどでした。見れば見るほど若冲に魅了され、またパッと一目見てわかる圧倒的な画力はSNSでも一気に広まり、若冲ブームを後押ししたようにも思います。

 

今回はプライベートでの訪問ですが、若冲の地元京都での開催ですから本年度開催の上記3つの企画展を踏まえて期待値も上がりきっていました。

https://www.instagram.com/p/BM7xTjoAUBp/

↑インスタでは早いうちにアップしていましたので写真はこちらからどうぞ。(写真へのリンクなので、クリックしてもいいねやフォローにはなりません。)

 

水墨画が多く、大好きな果蔬涅槃図(野菜の涅槃図)や、あっかんべーをした布袋図が印象に残っています。期間限定の貸出作品も目玉展示としていくつかあったので、いつ行ってもこれだけ全部が見られたらよかったなぁとは思いました。個人的には樹花鳥獣図屏風が見られなかったのが残念で(11/22-12/4展示)。若冲と一言に行っても皆さんがパッとイメージを浮かべる作品ってそれぞれだと思います。私は動植綵絵みたいに緻密神業のような作品が特に好きなので、画家としての人生をたどるような構成の特別展の方がいろんな試みや画風が見れるので嬉しいんです。とはいえ、120ほどの作品を一堂に見ることができ、また、若冲ブームというのは今後も続くことでしょう。観察やデッサンを相当重ねたであろう様子、筆づかいなどじっくりと見ておきたい貴重な機会だと思います。

 

京都市美術館公式サイト→http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/kmma/

 

その他生誕300年を記念した特別展やイベントのレビューはこちら。

【展】生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村@サントリー美術館

【展】伊藤若冲とみずのき〜奇想の絵師×アール・ブリュット美術館~

 

 

DJAIKO62(学芸員DJ)

2016年4月よりαステーションFM京都にて生放送担当中!月&火曜の16時~18時、Kyoto Air Loungeです。radikoプレミアムで全国からお聴きいただけます♪

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