【展】日伊国交樹立150周年記念 世界遺産 ポンペイの壁画展@六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリー
学芸員DJのDJAIKO62です。東京&関西を中心に開催中の特別展・アート展・美術展のレビューを書かせていただいています。いつもご覧いただきありがとうございます。
*****
映画ブログは新作中心に更新しています。→【こちらから】
舞台挨拶や記者会見、トークイベントの司会など多数実績ございます。また、ラジオ出演・美術展や映画コラム執筆などのお問い合わせなどは【こちらのリンク】からお送りください。
*****
今日は六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーで開催中、「日伊国交樹立150周年記念 世界遺産 ポンペイの壁画展」です。
今年は日伊国交樹立150年ということもあり、「カラヴァッジョ展」をはじめ、イタリアから名品中の名品が揃って来日しています。
今展ポンペイの壁画展もそうです。森アーツセンターギャラリーらしいスケールの大きさ、普段見慣れているキャンバスに描かれたものと「壁画」だとそのスケールも大きく迫力があります。輸送には神経を使っただろうなぁとも思いますし、また、輸送中の万が一のことを考えると後にも先にもこれだけの壁画が揃ってみられる機会は無いかも?と実感できました。
↑ポスターになっているのは見どころのひとつでもある≪赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス 後1世紀後半 ナポリ国立考古学博物館≫です。ポンペイの壁画の中でも最も美術的価値の高い作品だそうです。
ポンペイの歴史
紀元後79年、火山の噴火により埋没してしまったポンペイの街。18世紀になって再発見された遺跡からは当時の高度な文明や古代ローマ人の豊かな生活を今に伝えました。97年には世界遺産にも登録されています。
↑鮮やかなな赤、そして色の鮮やかさにハッとさせられます。≪赤い建築を描いた壁面装飾 前1世紀後半 ポンペイ監督局蔵≫
写真にはありませんが、ターコイズの様な濃いブルーも印象に残っています。
↑日本初公開、左から≪テセウスのミノタウロス退治 後1世紀後半 ナポリ国立考古学博物館≫≪赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス 後1世紀後半 ナポリ国立考古学博物館≫≪ケイロンによるアキレウスの教育 後1世紀後半 ナポリ国立考古学博物館≫ 神話を理解するとより楽しめました。壁の解説などじっくり読みながら見進めていきましょう。
DJAIKO62も印象に残った縁起のいいモチーフ、勝利の女神ウィクトリアやお酒の神様ディアオニュソス、そしてその信女マイナスの美しさなど、女性でもきっと心躍ることと思います。
※ 展示室内の写真はすべて内覧会時に特別に許可をいただいて撮影したものです。
内覧会で訪れた時にはセーラームーン展でとっても賑わっていました。親子や友人同士で一緒に出掛けて、ホッピングするのもあり!ですね。
DJAIKO62
2016年4月よりαステーションFM京都にて生放送に復帰しました!月&火曜の16時~18時、Kyoto Air Loungeです。radikoプレミアムで全国からお聴きいただけます♪
Twitterぜひフォローしてくださいませ。→https://twitter.com/eibunkyoyaku
舞台挨拶や記者会見、トークイベントの司会など多数実績ございます。
また、ラジオ出演・美術展や映画コラム執筆などのお問い合わせなどは
【こちらのリンク】からお送りください。