DJAIKO62のアート噺

東京都内&京都の美術館で開催中の特別展・アート展について、インスタ記事としてあげたものをまとめています。

【展】異端の作曲家エリック・サティとその時代展@Bunkamura ザ・ミュージアム

学芸員DJのDJAIKO62です。

 

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Bunkamura ザ・ミュージアムで2015年7月8日-2015年8月30日まで開催の特別展、

「異端の作曲家エリック・サティとその時代展」へ行ってきました。

 eric

フランスの作曲家エリック・サティ

音楽家の美術展?とお思いになられるかもしれません。

エリック・サティと言えば、3つのジムノペディが有名です。

https://youtu.be/0WNCBPdetG4

(↑興味がある方は探してみたのでどうぞ。)

今回初公開だという自筆・第2番の展示もあります!

 

芸術・アートには必ずと言っていいほど物語がありますよね。

友人関係、ライバル関係、恋愛、愛人…と

「えー!?そうなの?」という意外な人物同士が繋がっていたりもして、

もちろんその時代を生きているわけではありませんが、

有名なアーティストの名前をきっかけにまた一つ新たなアーティストを知ることだってあります。

 

私がハッとしたのが生涯一度っきりの恋だったという

お相手スュザンヌ・ヴァラドンの顔を五線譜に描いたもの。

ヴァラドンと言えば…あのべっぴんさん!

そう、ユトリロとヴァラドン展でそのドラマチックな生涯や絵を少し前に見たばかりでした。

→【当時の美術展レビューはこちら。

ルノアールのダンス3部作のうちの「ブージヴァルのダンス」と「都会のダンス」で

モデルをつとめたり、自分の息子と同じ年くらいの男性と再婚をしたり…と

モテモテだったんだなぁと当時も思ったので、

きっとエリック・サティも夢中になったのかな?と。

お付き合い自体は半年ほどで終わってしまったんだそうですが。

なるほど、この失恋がジムノペディを!と思ったら、

3つのジムノペディ作曲の方が先でした。

作曲してからしばらくは日の目を見ることが無かった曲というのも驚きでしたね。

 

どちらかというと、エリック・サティを深く深く掘り下げているというより、

この人無くして一時代のアート文化というのはここまで色鮮やかなものになっただろうか、

そんな風に考えさせられる、とっても個性的な特別展だっと思います。

 

詳しくは公式サイトでご確認ください。

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_satie/

こういった美術展には珍しくうすーくエリック・サティの代表曲がBGMとして流れています。

それもなかなか心地がいいです。

作品保護のための空調がいつもよりも強かったように感じましたので、

何か一枚羽織るものをお持ちになるといいかもしれません。

館内でブランケットの貸し出しもあります。

 

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