DJAIKO62のアート噺

東京都内&京都の美術館で開催中の特別展・アート展について、インスタ記事としてあげたものをまとめています。

【展】クラーナハ展 -500年後の誘惑-@国立西洋美術館

学芸員DJのDJAIKO62です。東京&関西を中心に開催中の特別展・アート展・美術展のレビューを書かせていただいています。いつもご覧いただきありがとうございます。

 

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上野の国立西洋美術館で2016年10月15日から2017年1月15日に開催の「クラーナハ展 -500年後の誘惑-」に行ってきました。今回はタイミングもあり、プライベートでの訪問です。雨降りしきる肌寒い日にはやはり美術館巡りがベストかなぁと思い立ちました。

 

・インスタグラムに投降した写真は下記リンクから!「いいね」や「フォロー」にはなりませんので安心してください! 

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djaiko62#金曜日 の #雨 の中〜、やっと行けました✨
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個人的には暗いトーンのもの、重いテーマのものはあまり積極的に鑑賞はしないのですが、クラーナハを好きな人が口をそろえて言う「美しさ、艶めかしさ、曲線美」を経験値としてみておきたかったのと、どこの美術館にとってもクラーナハと言えばその館の目玉の一つともいえるようなとっておきの作品だそうで、世界10か国以上から「クラーナハ」をテーマに作品が大集結するというレアな機会と聞いたのが見に行く動機でした。国内外においてもムーブメントの一部や時代の一作家としてではなく、クラーナハがメインとして取り上げられるという機会は初の事とも記してありました。代表作の一つとしても知られる「マルティン・ルター」の肖像もブリストル市立美術館から来日、宗教改革にも大きく関わったというクラーナハ、1517年に開始された宗教改革から500年という節目として企画されました。

 

リアルなようで頭の中で置き換えられて理想化されたような部分があったり、美しすぎたり、とにかくゾクゾクするほど整っていて、タロットカードの世界のような雰囲気だなぁとふと思いました。

クラーナハ2

時に人を見透かしたような表情や目線、皮肉や、絵と対峙する人に辛辣な目線を配ったり…それでもどこか惹きつけられるのはクラーナハの力量ゆえの事なのでしょう。会場内の解説を読んでいると、クラーナハが一般的な画家とは違い、工房制を早くからとり量産したり、活躍も多岐にわたり商才のある方だったというのが分かります。

 

ポスタービジュアルにもなっている「ホロフェルネスの首を持つユディト」は3年物修復を経て日本での初公開です。傍らにある物語を知れば、描かれている女性ユディトの覚悟のようなものまで伝わってくるのではないでしょうか。 

クラーナハ1

 

 ※ プライベートでの訪問のため展示室内の写真はありません。

クラーナハ展公式紹介ページは→http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2016cranach.html

また、2017年1月28日からは大阪の国立国際美術館で巡回展が始まります。

国立国際美術館の公式サイトは→http://www.nmao.go.jp/index.html

 

 

 

DJAIKO62(学芸員DJ)

2016年4月よりαステーションFM京都にて生放送担当中!月&火曜の16時~18時、Kyoto Air Loungeです。radikoプレミアムで全国からお聴きいただけます♪

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