ブリューゲル展@東京都美術館
DJAIKO62です。
最近上野づいています。寄席にも行くし、美術館も多い、先日は「シャンシャン見に行こうかなー♪」とのんびり出かけたら整理券が4時間後!さすがに4時間ぶらぶらするのはしんどいので諦めて、「そういえば、ブリューゲル展行きたいんだった」と上野動物園のすぐ隣、東京都美術館へ。
期間限定で撮影もOK!
撮影OKなの!?しかも1点どり出来ちゃうの!?って感じでした。期間限定&ルールを守りつつお気に入りを撮影しちゃいましょう。見どころや感想もインスタにまとめましたので以下にはっておきます。
撮影の許諾が取れたのもほとんどがプライベートコレクションだからこそ。取材で行っても通常許されない1点撮りまでOKなのには驚きました。私もいろんな特別展を見ていますが、個人所蔵と表記があるものは「最初で最後かも」と思って見ます。 出品作品リストは入り口近くに自由にとれるようになっています。100点近い出展中、数点を除いてほとんどが個人蔵Private Collectionと言うのはなかなか経験がありません。当然日本では初公開というのも大きな見所の1つです。私もたくさんお気に入りを撮りました。インスタに上げきれなかったものを何枚かどうぞ。チューリップの絵が多いのも嬉しい!
↑ヤン・ブリューゲル2世「籠と陶器の花瓶に入った花束」1637-1645年頃
↑ヤン・ピーテル・ブリューゲル「花の静物」1661年
↑ヤン・ブリューゲル2世 フランス・フランケン2世「彫刻と鍍金の施された花瓶に入った花束」1625-1630年頃
↑ヤン・ファン・ケッセル1世「蝶、カブトムシ、コウモリの習作」1659年
↑ピーテル・ブリューゲル2世「野外での婚礼の踊り」1610年頃
日本国内の巡回も!
もともとは2012年にイタリアのコモで開催されたのがきっかけ。作品の入れ替えを行いながらイタリア、フランス、ドイツ、イスラエルを巡回、そして日本でも見られる機会です。国内でも巡回が多いので公式サイトをぜひチェックしてみてください。
ブリューゲル一族
ブリューゲルというのは16-17世紀のヨーロッパで大変大きな影響力を持ちました。非凡な才能を持ったピーテル・ブリューゲル1世、長男ピーテル2世は父の作品の模倣作を手掛け、結果として父の作風は多くの人に知られることとなりました。次男のヤン1世は静物画を積極的に描き「花のブリューゲル」と呼ばれる人気作家となりました。普通に考えるとDNAとは言うものの才能ばかりはなかなか思ったように受け継がれないものです。家業として受け継いだ兄、才能を開花させた弟とみると、この父子が150年続く歴史の礎となったと見てもいいのではないでしょうか。
絵のそばにある解説には「父-子-孫-ひ孫」の印があります。今展ならではの表記です。
インスタの方にも書きましたが、ピーテル・ブリューゲル1世が圧倒的にすごいなと、何となくなんですが見ていて感じました。
ぜひお出かけください。
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DJAIKO62(学芸員DJ)
2016年4月よりαステーションFM京都にて生放送担当中!月&火曜の16時~18時、Kyoto Air Loungeです。radikoプレミアムで全国からお聴きいただけます♪
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